1. ホーム
  2. トピックス
  3. 平成22年度中小企業危機突破!活力強化大会

トピックス

平成22年度中小企業危機突破!活力強化大会

日時 2010年12月7日(火) 9:30
場所 東京商工会議所ビル 国際会議場
出席者数 524名

2010年12月7日(火)東商ビル国際会議場にて「中小企業危機突破!活力強化大会」が開催されました。
開演30分前より多くの方がご来場となり、開演時には席のない方も多数おられるような大盛況となりました。

熱気あふれる雰囲気の中、まず岡村正会頭より、中小企業は日本経済においても重要な役割を担っており、そのリーダーシップは閉塞の打開に不可欠であること。しかしながら、長引く不況に円高・デフレの追い打ちを受け、中小企業の現実は未だ大変に厳しいものであること。それを脱却する為の実効性のある支援策を関係各所のスムーズな連携をもって早急に対応してほしいとのお言葉がありました。
続いて4名の方のメッセージが 続きました。
まず、東京商工会議所 石井卓爾副会頭より、中小企業が直面している最大の課題である資金繰りに対する支援の拡充・継続の必要性、又、中小企業ならではの魅力をアピールする事により、優秀な人材を集め活性化につなげる重要性のお話しがありました。
東京都中小企業団体中央会 会長 大村功作氏からは、円高・デフレ対策に加え、環境・省エネ・介護等の新成長分野への政策の充実、そして土壌汚染等の取り組みに関する問題にも対応策を検討して頂きたいと述べられました。
東京都商店街振興組合連合会 理事長 桑島俊彦氏からは、商店街は日常生活を支えるという重要な役割を担っていながら、大手との競争で閉鎖を余儀なくされている店舗が続出している。それを回避するための対策の充実を検討してほしいこと、そして、商店等の地元環境が安定する事により、犯罪の防止等の付加的効果も期待されるとのメッセージを述べられました。
最後に東京都商工会連合会 上野保氏(東成エレクトロビーム株式会社社長)より、低金利での融資、国外進出に関する助成、ものづくりに対する継続的な支援の必要性が語られました。
続いてご来場いただいた6名の議員の方々より、今後一層の積極的な支援に対する御尽力を賜るとの力強いメッセージを頂戴いたしました。

そして、東京商工会連合会 会長 桂敎夫氏より発表された以下の決議が満場一致で採択されました。

1.経済危機を乗り切る為の支援
①円高・デフレからの早期脱却
②成長する新興国などの需要の獲得に向けた、中小企業の海外展開への支援
③中小企業の雇用の創出・維持に向けた施策の充実
④中小企業の金融セーフティーネットの維持

2.中小企業の活力強化に資する支援の拡充
①中小企業のIT活用による生産性向上の為の支援
②中小企業の成長力強化を促す税制改正
③商店街・中小商業の活力向上に資する支援

皆様の実情に即した現実味のあるスピーチの数々に、会場は今後の発展へ向けてのより一層の連携をとろうという空気に包まれました。

最後に、今後も岡村会頭を中心として更なる結束を固め、早期に状況を改善する為に鋭意努力していこうという桂会長の呼びかけで、2010年度の大会は熱気と活力に満ちる中、締めくくられました。

(記: 志賀 律子)