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日商開催「APEC中小企業サミット」に参加

この秋、横浜を中心に行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせ、11月11日(木)に日本商工会議所が主催するAPEC中小企業サミットに、東商女性会からも多くの出席者がありました。
岡村正日本商工会議所会頭の挨拶と「大樹も小さな種から」という本年のテーマに、各国閣僚による基調講演や国内経済の政策説明が続き、25のAPEC参加国と地域より集まった600名あまりの参加者からは、女性を中心に盛んに英語の質問が飛び交っていました。

後半には、中小企業のための今後の課題として「資金調達」や「技術」、「国際化」といった具体的な内容がパネルディスカッション形式で提示されました。
内容としては、各国でも企業数で多くのパーセンテージを締める中小企業が、国に対して求める貿易規制の緩和や金融政策への提言の再考などに合わせ、今までの「国内で会社を大きくして東証に上場する」という日本の中小企業の一般的目標が、リーマンショック前より大きく変化してきている事も見てとれました。
ITの活用により、アントレプレナー(起業家)間の世界的交流が活発化していると同時に、企業と消費者との交流、経営者と社員との交流も活発化していることが発表され、まさに‘個が光るイノベーション’が、実践の段階に入っていることが確認されました。
また、若年人口増加中の国々からは、企業同士のコラボレーションや誘致の声も盛んにあがっていました。
最後に、参加した中小企業経営者間で共有された認識として「APEC中小企業サミット2010」の総括が発表され、閉会しました。

懇親会は会議のあった横浜ランドマークタワー向かいの横浜美術館が会場となり、国内外の美術品に囲まれたアカデミックな雰囲気の中、国を越えての交流が活発に行われ、港横浜の美酒と素晴らしい料理に、夜が更けるのも忘れて語りあう姿が見られました。

(記: 田中 L.洋子)