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活動報告

交流・観光委員会 主催
『「逆境の時こそ、力を尽くす」渋沢栄一翁の経営マインドに学ぶ』
オンライン講演会・交流会

オンライン講演会・交流会
オンライン講演会・交流会

〇日時:2021年10月15日(水)14:30~16:00
〇会場:オンライン形式(ズーム)
〇参加者:総勢50名

開会の様子

オンライン講演会・交流会

10月15日に、交流・観光委員会主催『「逆境の時こそ、力を尽くす」渋沢栄一翁の経営マインドに学ぶ』オンライン講演会・交流会を開催いたしました。
最初に、内川あ也副会長が「たくさんの出席者に感謝」の意を表して開会挨拶をし、続いて女性会を代表して市瀬優子会長が歓迎の挨拶を述べました。来賓代表の渋澤健司氏(経営者サロン論語と算盤 代表)の挨拶を頂戴して会がはじまりました。

【基調講演】『なぜ今、渋沢栄一翁の経営マインドに学ぶべきか』
渋沢栄一翁の経営理念“渋沢イズム”

続いて、杉山里枝先生(國學院大學経済学部教授/経済学博士)を講師に、『なぜ今、渋沢栄一翁の経営マインドに学ぶべきか』を演台として、「渋沢栄一の功績」「経営理念~渋沢イズム~」「合本主義、道徳経済合一説」「なぜ今、渋沢の教えを学ぶべきか」などについて基調講演をいただきました。
杉山先生のご専門は日本の経営史や経済史で、渋沢翁が主人公の大河ドラマ『青天に衝け』(NHK)にも資料提供されておられ、歴史も紐解くことが出来ました。

〔講師紹介〕 杉山里枝 氏 國學院大學経済学部教授
博士(経済学)。専門は日本経済史・経営史。
東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。三菱経済研究所研究員、愛知大学経営学部准教授、國學院大學経済学部准教授を経て、2018年より現職。2019-2020年、ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員。
主な著書に「戦前期の本の地方企業」(日本経済評論社)、「日本経済史」(共著、ミネルヴァ書房)「はじめての渋沢栄一」(共著、ミネルヴァ書房)など。

講師 杉山里枝 氏
発表の様子
締めくくりの様子

東商女性会初!オンライン上のグループディスカッション&発表
「なぜ今」渋沢栄一翁の経営マインドに学ぶべきか?

参画型イベントして、東商女性会として初のオンライン上のグループディスカッションを企画し、出席者全員が4つの小会議室に分かれて「なぜ今、渋沢栄一翁の経営マインドに学ぶべきか?」について意見交換を行いました。
各グループの進行役は桑田雅子、田口絢子、中村治美、深井敏江の各委員、タイムキーパーは赤池左知代、佐々木順子、田口麻紀、宮川則子の各委員が務め、オンライン上では初めてのことも多い中、小会議室に移動すると熱のこもった実り高い談論となりました。
その後、発表に移り、内川副会長をモデレーターにして、グループ代表の中村清美委員長、梅本惠子、山崎和子両副委員長、小池道子委員の4人から「“渋沢イズム”の継承が重要」「(コロナ下で逆境の今)現状は冷え切っているが、そんな中でも道徳と経済のバランスは大事」「渋沢翁の類まれな好奇心や勉強心が、逆境の時(今)も超える力になる」など、”渋沢イズム”から得られたパワーそのものに発表がありました。また、今野由梨(東京商工会議所特別顧問)氏から、女性経営者に対する期待や熱いエールをいただき、内川副会長が「逆境の今こそ、”渋沢イズム” 経済道徳合一の教えを経営指針に活かすと未来が見えてくる」などヒントや元気が得られたと結びました。

渋沢栄一翁の生家(中の家)
渋沢栄一翁像(深谷市渋沢栄一記念館)

渋沢栄一×観光交流×SDGs

渋沢翁の出身地である埼玉県深谷市等~煉瓦造りの深谷駅、旧渋沢邸(中の家)、渋沢栄一記念館、和服姿と講演中の渋沢翁アンドロイド、渋沢翁直筆の掛け軸がある「名物煮ぼうとう」店など~の観光情報を映像紹介しました。
地方の名産品の購入や寄付金付きの品は「SDGsゴール12」の目標達成に貢献するもので、交流記念に東商製「渋沢栄一ピンバッチ(寄付金付き)」をお贈りしました。
出席者からは「行ってみたい」などの声もあり、和やかな雰囲気の中、締めくくりに、山崎登美子顧問から「忠恕の道」について、柳内光子理事(埼玉県主催第10回(平成23年度)渋沢栄一賞受賞者)から渋沢翁の創業支援を讃え、畠山笑美子理事(東京商工会議所一号議員)から謝辞を述べ、中村清美委員長の閉会挨拶で盛況のうちに終了いたしました。

閉会の様子
グループディスカッションの様子1
グループディスカッションの様子2
グループディスカッションの様子3
グループディスカッションの様子4

【所感:参画型オンラインイベント グループディスカッション】

デジタル化・オンライン化が進む社会で、オンラインのスキルが求められる中、チャレンジとしてグループディスカッションを企画しました。最初は不安がある人もおられましたが、参加者全員が発言をして活発な意見が交わされると時のたつのも忘れるほど満足度の高い参画型イベントとなりました。

(記:交流・観光委員会)