1. ホーム
  2. 令和3年度 活動報告
  3. イノベーション推進委員会主催講演会

活動報告

イノベーション推進委員会主催講演会
『多様性に向けたカナダの歩みと発展:零和時代のリーダーへ』

日時:2021年6月15日(火)14:30~15:30
形式:オンラインにて開催(ZOOM)
出席者:51名
講演者:Enjoi Diversity&Innovation CEO,代表取締役社長 ステール若希(ジャッキ)氏

Enjoi Diversity&Innovation CEO,代表取締役社長 ステール若希氏

講演者ご紹介

25年間、日本社会に溶け込み、日本の『ご縁を大切にする』という概念は多様性を育む土壌と考え、ご縁の『縁』をかけて『縁ジョイ』を実現していくことを企業理念に掲げ、コンサルティング会社を2年前に設立、1997年から長野県千曲市を活動拠点にし、ご家族で長野県に在住
在日カナダ商工会議所理事(グローバルダイバーシティマネジメント委員長)
女性の平等を提言するカナダ市民団体代表、国連女性の地位委員会に参画等

講演内容

ご講演では、現在のカナダのジェンダー平等、多様性に至るまでの歴史的背景、歩みを交えご説明頂きました。必ずしもスムーズに築かれたものではなく、様々な歴史的な問題(戦争や人種差別など)もあり、それらを背景に1982年に市民の自由と平等に則った憲法の改定がなされ、28条では、ジェンダー平等、多文化主義推進、様々な権利保護が確立されました。
1988年には、多文化主義推進法が立法化されました。
カナダはそれ以降、国益と競争力を高めるために、異文化、移民政策をとり、言語面での教育インフラを整え、グローバル人材の育成と多様性を進めました。
その後、家族法、女性の地位向上、DB、ジェンダー平等など法整備が進み、完全に差別が撤廃されたわけではないが、現在では、多文化主義、民主的、かつ自由と平等が、カナダ国民の共通認識として根付いているとのお話でした。
日本においても令和時代のリーダーとして、多様性の概念を備えることは必須であると確信、今回の講演をお引き受けしてくださった次第です。

感想

今回はオンラインでのご講演でしたが、ジャッキ様の流暢な日本語でのわかりやすい説明に、感銘を受け、出席者もカナダの歴史、多様性への取り組みが十分理解することができました。
日本のダイバーシティへの取り組みにも非常に参考になる講演だったと感銘を受けました。

(記:イノベーション推進委員会)