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活動報告

ビジネス研修委員会主催 視察会及びビジネス交流会
『最先端の“ロボット技術”とふれ合える施設「サイバーダイン スタジオ」視察』

日時:平成30年5月24日(木)
第1部 視察会 15時~16時45分
第2部 ビジネス交流会 17時15分~18時45分
会場:サイバーダインスタジオ / 美味コレクション

〈第1部 視察会〉

ビジネス研修委員会主催 サイバーダインスタジオの視察が、2018年5月24日に開催され、23名の会員が参加いたしました。つくばエクスプレス研究学園駅近くの商業施設内にあるスタジオへ集合し、藤沢会長のご挨拶の後、視察を始めました。

『世界初サイボーグ型ロボットHAL®』視察

「HAL®」の名前は、マスコミにも取り上げられ一般に知られていますが、その由来は、Hybrid Assistive Limb®、つまり、「異なるもの(人とロボット)の混在」「補助」「手足」だそうです。サイボーグ型は世界初とのことで、単なる弱った手足の「補助」や重い荷物を運ぶなど機能の「拡張」だけでなく、装着者の脳神経系の繋がりを促進し「改善」「再生」に向かわせるという意味だそうです。
それを可能にしているのが、「動きをコントロールしているのは装着者の<意思>であり、人工知能(コンピュータ)やコントローラ(他者)ではない」ということです。脳神経系からの動作意思を反映した微弱な生体電位信号を捉えて身体装着ロボットを動かすという研究は、1991年、筑波大学山海嘉之教授により始められたとのこと、少子高齢化も人手不足も社会問題となる以前に発想をした先見性や技術力、それを長年かけて事業化してきた事業展開力に接して大変勉強になりました。

『動作体験』

シアタールームに移動し、このサイボーグ型ロボットの未来を描いた映像を鑑賞しました。
その後、スタッフの方から、2度の脳内出血で倒れて半身不随になったご家族がHAL®を装着した訓練により、自立して一人で歩けるようになった経過を伺いました。HAL®を装着して初めて立てた時、絶望が希望に変わったお話などが印象的でした。
最後に、参加者が一人ずつ腕の表面に流れた生体電位信号をキャッチするセンサーを装着して動作体験をしました。
腕を曲げた時だけでなく、曲げようと考えただけで、ロボットの関節が曲がることを体験した時には、技術の素晴らしさに感嘆の声があがっていました。

〈第2部 ビジネス交流会〉

視察後、同施設内のレストランで、山崎名誉会長の乾杯の発声のもと交流会が行われました。和気あいあい、情報交換と懇親をいたしました。

(記:ビジネス研修委員会)