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活動報告

社会貢献委員会主催 川嶋みどり先生講演会「ピンピンきらりと美しく生きる」

日時:平成28年6月20日(月)17時~19時
場所:丸の内二丁目ビル 会議室3・4

川嶋みどり先生の講演は、山崎会長の開催の御挨拶から始まりました。
川嶋先生は2007年ナイチンゲール徽章を受賞され、全国を講演で飛び回っているスーパーウーマンです。東日本大震災直後には、退職した看護師数十名に呼びかけ、いちはやく被災地での活動をはじめられた方でもあります。
ユーモアあふれる講演の内容をざっと報告いたしましょう。

1) ケアのルーツ

19世紀ヨーロッパの花嫁の料理本には、病人の手当に関する1章があったそうです。古来よりケアのルーツは家庭の食卓にありました。
食べ物を見抜く力、汚染や食品添加物に関する正しい知識。あたりまえに生きていくために、よりかしこさが求められているのが現代です。

2) 暮らしのマネジメント

それでは、かしこい食べ方とはどんなことでしょう?
現代において、老いは多様です。「病気や障害がなく・認知機能が高く・人生に積極的関与ができる」そんな幸せな老いを過ごしたいものです。
民間の女性管理職250人に「管理職になって犠牲にしたもの」とアンケートしたところ。1位が趣味の時間、2位健康、そして3位が食生活だったそうです。
その中でも最もプアな食生活といえば、答えは看護師…と、ここで会場に笑いがおこります。
誰かと楽しく、美味しく食べてこその食事。
最近言われる孤食は、サル社会との類似を思わせると先生は言います。ゆっくり美味しく食べると、少量でも満足があり、腸の負担が減って、老化を防ぐとのことでした。

3) “て・あーて 東松山の家”

て・あーてとは、痛む場所に手をあてるという、ケアの原点に基づく活動です。東日本震災の直後、被災地ではじめられた川嶋先生のて・あーての家は、現在も活動を続けていらっしゃいます。

楽しい講演はあっという間で、最後は保田副会長の御言葉でしめとなりました。