日時:平成23年11月1日
東商女性会 食の研究会は、日本の食文化考察と農商工連携事業取り組みを学ぶ為、埼玉県にて実地勉強会を開催、現地にて連携の成果を伺い、その味を確認しました。
現地では自然農法や農商工連携事業等について、株式会社ヤマキ代表取締役 木谷富雄氏、有限会社豆太郎代表取締役 須賀利治氏にご講演を頂き、その要旨は以下の通りです。
木谷氏:日本の農業は60年前頃より変化し、須賀さんが自然農法を始められたのもその時期で、実績と経験による安心・安全・健康な野菜作りを親子で広く指導されてきました。生きている土作りを目指し自家採取した種にこだわり、農薬、化学肥料、除草剤等を一切使用しない経験豊かな生産者達です。本日の様に生産者と消費者が交流する機会を持つ事や農商工一体化が日本の食文化を守り育てる事にもなると考えています。
明治35年の創業以来、ヤマキは日本の伝統食品である味噌・醤油等を製造。これらは千年以上の歴史を持つ日本人には欠くことの出来ない食品で代々受け継がれている杉桶を使用し天然醸造法を継続しています。
須賀氏:土を作り土の力を最大限に発揮させる農業、なるべく自然に近い農業を継続して行って来ました。豆を中心に作っておりますが豆には土を肥やす力があり、そこからできたものが身体に良くて美味しくて栄養があるのです。農作物は愛情をかければそれに応えてくれ作る喜びが出て来るのです。
講演後、醤油木樽をガラス越しに見ながら移動し昼食時には豆腐作りを体験。手作りの豆腐に感激しつつ、新鮮で美味しい有機栽培野菜のお料理を堪能することができました。
(記:食の研究会)