期日:平成23年10月7日
場所:アクトシティ浜松
平成23年10月7日、アクトシティ浜松において、全国商工会議所女性会連合会浜松全国大会が開催されました。
開会に先立ち、東日本大震災、集中豪雨等の被害に遭われた方、宮崎全国大会以来の物故者の方々に黙祷が捧げられ、主催者である、吉川稻 全国商工会議所女性会連合会会長より、「人は人の力で元気になります。405女性会24,000人の会員の仲間とともに、この花の町浜松から、社会の復興に向け、協力して、歩みを進めませんか」との挨拶がありました。また、岡村正 日本商工会議所会頭から「女性会連合会のネットワークのさらなる強化と、今後も女性会連合会が商工会議所内の重要な組織として長く貢献していただく事を期待します。」とのご挨拶をいただきました。
続いて、開催地の渡邉記余子 浜松商工会議所女性会会長、御室健一郎 浜松商工会議所会頭からのご挨拶のあと、鈴木康友 浜松市長、照井恵光 経済産業省関東経済産業局長、川勝平太 静岡県知事からお祝いの言葉を頂戴しました。
続いて、恒例の出席女性会の紹介が行われ、全国から参集した各女性会の皆様との力強いエールの交換が行われました。
その後は、第10回女性起業家大賞授賞式に移り、最優秀賞ほか2部門の発表が行われ、最優秀賞を獲得された住川奈美氏が代表して受賞の辞を述べられました。
最後に2020年第32回オリンピック競技大会の招致に関する決議が採択され、吉川会長から次回第44回全国大会開催地の北九州商工会議所女性会へ全商女性連合会旗が引き渡され閉会となりました。
記念講演 「経営雑感」
スズキ株式会社 代表取締役会長兼社長 鈴木修 氏
「日本はどうなるのか、子ども手当1万円をもらって喜んでいてどうする、子どもたちに借金を負わせるおつもりか」という辛口の切り出しから講演が始まり、東南アジアへの産業の流出をこのまま放置すれば、10年後には、日本の産業は5割になるという警鐘に会場も静まりかえりました。その後、ものづくりにかけてきたスズキのモットーである「ものづくりは、工場にお金が落ちている、アルミの一滴は血の一滴、徹底的に無駄を省け」という迫力のある、経営実感に皆聞き入り、危機を打開していくのはいつも当たり前の努力なのであるということに大変感動いたしました。