日時:平成23年10月6日~7日
第43回全国商工会議所女性会連合会浜松全国大会への東商女性会参加者40名中22名を乗せたバスは、午前9時、東京商工会議所ビル前を出発いたしました。前日は大雨でしたが、首都高速に入る頃には嘘のように晴れ上がり、パワー溢れる女性経営者の全国大会にふさわしい旅立ちとなりました。
山口玲子副会長のご挨拶に始まり、参加者全員の自己紹介で和やかな雰囲気の中、一路浜松へ。途中、東名高速袋井ICより15分位のところにある六百余年の歴史を持つ曹洞宗の古刹 可睡齋にて精進料理の昼食を大変美味しくいただきました。有名な襖絵のある広間すべてと烏枢沙摩明王を祀るトイレ等、寺院内部を案内していただき、更に全員で火防のご祈祷をしていただきました。
その後、浜松市に入り、宿泊先のホテルクラウンパレス浜松に到着後、各自午後5時から始まる懇親会会場のアクトシティ浜松に移動。盛大な懇親会に参加し、アトラクションを聞きながら夕食をいただきました。
翌7日午前9時より、参加者全員が東商女性会の名前が入った揃いのタスキを掛けて全国大会に参加しました。記念講演のスズキ株式会社会長兼社長 鈴木修氏の「歩く1秒振り向く1秒、いかに節約、コストダウンするか」等々、徹底した強いリーダーシップが感じられる貴重な講演を拝聴いたしました。
その後、12時30分にホテルを出発し、車窓に浜名湖を眺め、舘山寺温泉のレストハウス山崎にて、浜名湖名物のうなぎ料理を堪能いたしました。
次に浜名湖湖北五山のひとつ、733年行基菩薩によって開創された臨済宗の古刹龍潭寺を拝観。幕末の大老 井伊直弼氏をはじめとする井伊家の菩提寺でもあり、左甚五郎作の龍の彫刻や、小堀遠州作の素晴らしい庭園をゆっくり眺め、説明を伺いながら参拝いたしました。
続いてうなぎパイファクトリーの見学と映写後、質問させていただき、お土産をたくさんバスに積んで帰路につきました。
夕方の高速道路は渋滞もなくスムーズに進み、予定通りに東京商工会議所ビル前に到着し、井上象英副会長と、畠山笑美子副会長にご挨拶をいただき、解散となりました。
この二日間、幸い天候にも恵まれ、ベテランガイドさんの案内と、安全運転をして下さったドライバーさんにとても感謝です。参加者の交流の輪も一段と増して、益々「絆」が深まったことと思います。
来年の全国大会は北九州市で10月5日6日に開催されます。今回同様たくさんのご参加を期待しております。ご参加いただいた皆様のご協力に心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
(記:交流委員会)
<感想文>
全国大会に参加して
入会半年の私にとって初めての経験、全国大会。しかもバスでのエキスカーションと、自ずと気持ちも高まります。
今大会の会場は浜松市。特産はうなぎしか知らなかった私は、この地の歴史や文化に触れて少し高尚な気分を味わいながらの現地入りでした。
懇親会、全国大会ともに会場は2会場に分かれていましたが、各会場入口はガーベラなどたくさんの花が飾られ、私たちを迎えてくれました。
今年、浜松市は市制百周年、女性会創立十周年、政令都市移行5周年と記念すべき節目の年で開催地としても意味深いものを感じました。また例年とは違い、特別な意味を持つ大会だったように思います。
3月11日の東日本大震災をはじめ、台風や豪雨などの被害も甚大でした。そんな状況下で、今大会参加者は何と308女性会、2,767人。その人数も桁外れ、困難にあっても負けない前向きな姿勢、その熱気、情熱が大きなパワーとなって押し寄せて来る感じでした。
震災にあわれた東北代表は「いち早く女性会から届いた義援金や支援に深く感謝しています。相互間の連携、地域を越えたネットワークの強さを再認識しました」と話され、その言葉が印象的で心に沁みました。
照井恵光 経済産業省関東経済産業局長のお話では、「女性が活躍する国はどんどん増えている。日本では30万人の女性が起業を希望し、その内、毎年10万人が実際に起業している」とのこと。女性の逞しい一面が顕著に出ていると思いました。
今大会は、私にとって良い刺激でした。感じることも多く、違う視点から考えることも学びました。今後も女性会の活動を通し、学びの心を広げていこうと思います。
来年は九州です。またパワーをもらいに参加しようかなと思っています。
(記:小池淑子)