日時 平成23年7月12日18:30~20:00
場所 東商ビル110特別会議室
講師 株式会社NTTドコモ 第三法人営業部 角間 昭子 氏
7月12日、研修委員会において『聞いて知って得するコーナー』の第二回目として、株式会社NTTドコモ第三法人営業部の角間昭子氏より、『「まさか!の時のケータイ活用セミナー」~安心・安全に、そして楽しく使っていただくために』というテーマで講演いただきました。
「まさかの事態」すなわち地震や台風などの自然災害や社内外での事故などに対する日頃の備えが、業務の継続や早期再開へつながります。
特に東日本大震災を経験した私たちにとっては決して他人事ではありません。いざという時のために、社員・職員へのスピーディーな安否の確認と情報発信、情報の共有化、通信手段の確保、取引情報・顧客情報保全への対策などを備えておかなければなりません。
セミナーでは携帯電話のつながる仕組みについて詳しく説明いただき、災害時は「音声よりメールやインターネットの方が効率的につながる」ことを理解することができました。
また東日本大震災の際には、電話が非常につながりにくい「輻輳(ふくそう)」という現象が起きてしまいました。輻輳とは「交換機の一定時間内に処理できる能力を超える電話が集中することにより発生する、いわゆる電気通信網の渋滞のこと」だそうです。「輻輳が起きた時には続けて電話のかけ直しをするのではなく、時間をおいてからかけ直ししてほしい」とのお話は非常に有益でした。「何度もかけ直しをしてしまうことにより、私たち自身が渋滞に拍車をかけてしまい、災害時に必要となる警察・消防への通信にも悪影響を与えてしまう」ということを正しく認識し、慌てずに対処することが大切だと感じました。
その他、災害時優先通信や衛星電話を使用した電話サービス、災害時の安否確認・情報入手方法、災害時の電話利用方法、緊急速報の受信方法などについてのお話もありました。
さらに携帯電話の電池は「充電しながら利用する」ことなどで、かえって寿命が短くなってしまうなど、まさに「知って得する」情報が満載のセミナーでした。
(記:研修委員会)