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活動報告

日本科学未来館合同視察会・交流会を終えて

今夏の歴史的酷暑の中、8月27日に東京・武蔵野・町田商工会議所女性会連携事業として、「日本科学未来館に於いて合同視察会・交流会」が行われました。日本科学未来館は新橋からゆりかもめに乗り「船の科学館駅」から徒歩で5分、「テレコムセンター駅」からは徒歩4分の場所にあります。東京湾の近くながらも敷地は広く、都心からは別世界の感があります。夏休み時期ということもあり、涼しい館内は子供達で大変賑わっており、親子連れも多くみられました。

日本科学未来館は、2001年に「科学がわかる世界がかわる」というスローガンのもと、科学技術を文化として捉え、私達の社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うすべての人々のためにひらかれた場を、と言う理念により設立されました。来館者が自分自身で触れて楽しむことができる参加体験型の展示が主となっています。館長は、宇宙飛行士として活躍された毛利衛さんが務められ、科学者、技術者、科学コミュニケーター、ボランティア等との直接の交流を通して、科学を、もっと身近に感じていただくための場でもあります。また先端の科学技術に関する情報発信拠点としての機能を持ち、国内外のネットワークを広げつつ、様々な活動を展開しています。

当日の出席者は、東京26名、武蔵野8名、町田10名、事務局5名でした。吉川稲美東京商工会議所女性会会長の紹介により、小中元秀日本科学未来館副館長から歓迎のご挨拶を頂きました。それからはグループごとに別れて、「地球環境とフロンティア」「スーパーカミオカンデ」、「月惑星探査計画」、現在運航中の有人潜水調査船としては世界で一番深く水深6,500mまで潜ることができる「しんかい6500」、2度の宇宙飛行を経験した毛利さんが「宇宙から見た輝く地球の姿を多くの人と共有したい。」との思いから生まれたシンボル展示Geo-Cosmosと回り、ロボットワールドでは、自動車とロボットが融合した未来の乗り物で、走ると同時に 「歩く」事も出来るビークルロボットHallucⅡ+Hullやヒューマノイドロボット「ASIMO」(アシモ)の実演見学をしました。

自由見学では特別展「ドラえもんの科学みらい展」も併設中で、多くの人々の感動を呼んだ「はやぶさカプセル公開」イベント等、平素、科学には縁遠い私達にも充分楽しめる内容でした。特に、カプセルの分離に成功し、7年ぶりに大気圏に戻った「はやぶさ」のサンプルリターンイベントは、今の時代を生きる私達に‘あきらめないことの大切さ’を教えてくれた気がします。

視察会終了後、17時からは同館7階のレストラン「ラ・テール」で着席ビュッフェスタイルによる合同懇親会が開催されました。合同開催の趣旨からそれぞれの女性会の方々が交流を深めやすい工夫が凝らされ、吉川会長のご挨拶、間野百合子武蔵野商工会議所女性会会長の乾杯のご発声に始まり、ご出席の各女性会会員の皆様方との自由で楽しい歓談が展がりました。そして、和気あいあいのムードの中、三澤ミイ子町田商工会議所女性会会長の中締めにより、合同視察会・交流会は終了しました。
この度の合同視察会・交流会のためにご尽力下さった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

(記: 岡本百合江、情報広報当日出席者)