浅草寺と江戸文化
六月二十七日、朝から真夏のような光が射し込み、今日は梅雨の休み。
今回の交流部主催の視察会は、お馴染みの“浅草寺”
集合場所の五重塔前には、日傘・帽子・サングラス等、日焼け対策万全に四十名が集る。
早速構内に入り、クーラーの効いた席に座る。
気持ちを引きしめ浅草寺の歴史・縁起なる法話を金蔵院の御住職より頂く。御本尊が示現されたのは、西暦六十二年、浅草の漁師兄弟が江戸浦(隅田川)で漁をしていたところ、網に一躰の仏像がかかった(観音さま・聖観世音菩薩)ということである。
現在は、本堂宮殿幕奥、更に扉の晒に巻かれた御本尊が納められていて、御秘仏で誰も拝顔は許されないという。
日常は公開されていない貴重な宝物に心打たれ、より歴史が胸に刻み込まれる。
そして緑まばゆい庭園を足取り軽く歩み、絵馬堂・伝法院から大勢の参拝者で賑わう本堂でお参りする。今日までどれだけの人が手を合わせたことか。
界隈を風情を楽しみながら歩き、昼食会場「貞千代」へ。
館内には版画・骨董品が飾られ江戸浅草の雰囲気が感じられる。
安達理事の計らいによるゆったりしたお席で、江戸町衆料理をおいしく頂く。
有野常任理事のテンポの良い進行、斉藤会長のごあいさつで一段と空気が和らぎ、良き交流の時を過ごせた。
お店のサービスによるクイズでプレゼントをゲットしたラッキーなメンバーも。
そして最後のお楽しみは雷おこし作成体験!ベテランの職人さんの指導で皆さん真剣にチャレンジし“マイおこし”を作りあげる。出来たての雷おこしは最高!
それぞれが“私のが一番おいしい”と思ったであろう視察会でした。
(記・竹ノ内みえ子)