群馬県内8商工会議所女性会合同主催による第23会関商女性連総会群馬大会が2007年5月17日(木)軽井沢プリンスホテルで、72商工会議所女性会850名の参加者を迎え盛大に行われました。
当日は朝から雨。霧も濃く立ち込める軽井沢でしたが、開会の頃にはすっかり晴れあがり雨にぬれた新緑がとても美しく、清々しい空気の中で総会を行える事に感謝の思いでした。
1. 総会 午後1時30分~3時30分 国際会議場「浅間」
主催者側として小泉清子関商女性連会長から、「群馬は“かかあ天下とからっ風”という言葉があるように女性が強いと言われるけれども、江戸時代から地場産業に関わる女性の収入が高く男女共同参画の見本のような土地柄です。又、国定忠治に代表されるように義理人情に厚い土地柄でもあります。このような場所で23回関商女性連総会を開けるのは大変意義深い事。関商女性連が発信源となって情報を広めたいと思います。」とのご挨拶がありました。引き続き、脇本経済産業省関東経済産業局長、小寺群馬県知事他ご来賓のご挨拶の後、出席した72女性会の紹介があり、それぞれに工夫をこらしたアピールが行われました。
議題としては、平成18年度事業報告並びに収支決算案が討議され承認されました。又、平成19年度事業計画案並びに収支予算案が提示され、これも承認されました。
次回は、平成20年4月24日(木)千葉県浦安市の東京ベイホテル東急で開かれる事が発表され、浦安商工会議所女性会より浦安市の紹介がなされました。
次に政策委員会報告として、女性経営者支援事業「チア・ビジネスウーマン2006」の実施報告が委員長の安田純代千葉商工会議所女性会会長より行われました。11女性会での活動報告と「関東のビジネスウーマンはこう考える」というアンケート調査結果がスライドとともに発表され、小泉会長より「たいへん感動しました。このような行動を行っているのは関商女性会だけだと思われますので、政府にも是非お見せしたい。」との感想が述べられ熱気のうちに閉会となりました。
2.記念講演会 午後3時45分~5時 国際会議場「浅間」
講師に群馬大学学長の鈴木守氏を迎え「高度先進医療と街づくり」のテーマで講演が行われました。
「2極化が進む昨今、底辺といわれる層は「生きがい」を無くしている。地方大学は地域とともにこの「生きがい」を見つけていかなければいけない。」との方針の下、「切らずに」癌をなおす「重粒子線照射装置」の説明と成果について説明され、全国に先駆けて群馬大学がこの施設を前橋市昭和町に建設し、それに当たっては群馬県・前橋市・前橋商工会議所などと連携し地域とともに発展するという今後の医療と地域の方向性を示唆する大変有意義なお話でした。
3.アトラクション 午後6時~6時30分 メインバンケット「長野」
休憩の後、会場をメインバンケットに移しアトラクションが催されました。群馬県ご出身、レ・ミゼラブルなどでおなじみのミュージカル歌手今村清隆氏による懐かしいスクリーンミュージックや涙そうそうなど、素晴らしい歌声に心癒されました。
4・懇親会 午後6時30分~8時 メインバンケット「長野」
バンケットルームに並ぶ97テーブルが全て埋め尽くされ、各女性会毎に850名余の会員が並ぶ様子は圧巻です。
秋山桂子横浜商工会議所女性会会長に乾杯の音頭で懇親会が始まり、軽井沢プリンスホテル春原料理長渾身の、群馬県特産の素材をふんだんに使ったフランス料理が会を守り立てました。
会場では、以前の関商女性連でお知り合いになった他の地方の会員との再会を喜ぶ風景や会員同士写真を取り合ったりなど和やかな雰囲気で懇親会が進行しました。
群馬商工会議所女性会の皆様のお見送りを受けて、その多大なご尽力に感謝しつつ帰京するもの、さらに軽井沢を楽しむ方々と分かれ、無事第23回関商女性連総会群馬大会の幕を閉じました。
(記:石野康子)