東商女性会からは49名が参加し、平成18年11月21日(火)11:30に名古屋駅に集合・出発いたしました。
「文句なしの秋晴れにポッカリと浮かんでいる秋雲。どうかご無事でこの旅が和やかでありますように」と祈る志摩観光バスガイドの美しい声と共に、名古屋駅を出発し、まずは食欲の秋とばかりに「おかげ横丁」にある「すし久」で、郷土料理の「てこねずし」に舌鼓を打つところから、この旅は始まりました。
続いて、風も変わり凛として息づく古の限りない尊さの中、皇室のご祖神の天照大神をお祭りする、我が国で最も有名な神社のひとつである伊勢神宮を参拝いたしました。二拝二拍手一拝で東京女性会一同心一つにして掌を合わせました。
その後、三重県営サンアリーナにて、掛け声高らかに木遣りと和太鼓の音に始まる大懇親会が行われました。懇親会の献立は伊勢海老、牡蠣、雲丹御膳など伊勢志摩名産の味を存分に楽しみながら交流を深めました。
翌日、太平洋から昇る霊験新たかな朝日を拝みつつ、心を新たにして大会に臨みました。
全国商工会議所女性会連合会旗入場から始まり、国歌、女性会の歌に続いて「商工会議所女性会活動指針」を、全国からなんと三千二百人の会員の方々が集い一体となって唱和し、その熱気が会場に満ち溢れました。
「昭和四十四年の設立以来、女性経営者の相互の連携を深め、商工会議所活動を通じて地域の商工業の振興にも努め、福祉活動、国際交流、さらには環境問題への取り組みに貢献されたことに深く敬意を表します」と、野呂三重県知事からのご挨拶を戴きました。
安倍総理大臣のメッセージも齋藤会長により伝えられ、佐藤経済産業省中部経済産業局長からも励ましのお言葉を戴きました。第五回女性起業家大賞授賞式もあり、最優秀賞の池田治子氏を始めとして十一名の方々が受賞されたことに、会員一同感激し大きな拍手で祝福しました。次回の富山県に会旗が渡され、無事に閉会となりました。
記念講演会は「最新の免疫力をつける食生活と笑いまで」と題し、藤田東京医科歯科大学名誉教授から、女性はいつまでも美しくなければならない、それには(1)細菌を大切にする、(2)自然と触れ合う、(3)穀物、野菜、果物を摂る、そして大きな声で笑うことが免疫のバランスを良くすることを伺い、有意義なお話に一同驚きながらも納得しました。
その後、東商女性会のメンバーは賢島エスパーニャクルーズにて、あご湾の遊覧と日本の文化である真珠の養殖を見学し、有意義で心満たされつつ三重での全国大会参加の旅が日暮れと共に終わりました。
(記:松平 洋史子)