創業から27年の間に培われた経営観や信念について、それまでの人生の喜怒哀楽の話を交えながらの講演に、参加した120名の会員が耳を傾けました。

　吉川副会長は青春時代を佐藤栄作元総理の秘書として活躍され、そこでの出会いの中で学んだ知識と経験を活かし、人材派遣・通訳・ 翻訳（90カ国を扱う）を業務とする、株式会社 吉香を立ち上げられました。講演では、礼儀・人の道・リーダーの条件という事を中心に秘書時代に学んだことから、現在までの経営観や信念についてお話しいただきました。

　特に「起業から現在までの会社経営は、順調な道程だけではなく、一時は倒産の危機を向かえたこともありました。その時の苦い経験から、観察眼・洞察力等の自分の不足を感じ、これからは深みのある、真実を見抜ける人間になりたい、そのために自分を向上させなければ。」と思われ、結局、その為には『自己の内面を徹底的に見つめること』であり、『原因は外にあるのではなく自分自身の内面にある』ということに気づき、この心境に達した時から、想像以上に仕事が好転し立ち上がれたという、情熱のある講演内容に参加会員からは感動の声が上がっていました。

（記：佐藤　廣子）