3月1日、第3回研修会は講師に東商女性会副会長、小林運送㈱小林栄子氏のお話を伺いました。

「大正5年に父が創業した会社で、学校を卒業してから自然と家業である運送業の手伝いをしました。
生まれた時は戦争中、そして子供の時から戦争、倹約の毎日を過ごし、その後、そのころの倹約が役にたちこの仕事の糧になったと思います。
圧倒的に男性社会の運送業という仕事の中で女性という事で興味本位で見られたこともありましたが、家族でこの仕事という環境の中で生きてきたので少しも男性、女性の意識はなく沢山の荒波を乗り越えました。

又、運送業は労働の毎日です。何事にも一生懸命という信念で、自らトラックを運転し、人夫さん達の送り迎え等も夢中でしました。
トラックの仕事も東京オリンピック時代から世の中の流れと共に道路も良くなりましたが今とはまだまだ違い、大変な時代を男性社員達に叱咤激励を繰り返しながら今日まできました。
何事も事業計画をたて、絶対やりぬくという気持ち、仕事をしていくには男性も女性もありません。熱意をもっていけば必ず出来ると思います。
これからは健康に気をつけ、皆に任せるようにしながら、いままで生きてきた人生をしなやかに、すごして生きたい」と、力強くお話されました。

小林副会長のすばらしい体験人生のお話を聞き皆さんきっと感動し、参考になったにちがいありません。

（記：保田和江）