演題:『美道五原則』に則った基本原則と株式会社ヤマノホールディングコーポレーションのM&A戦略
講師:ヤマノホールディンググループ社主 山野敬子氏
今回の研修会はジャスダック上場企業であるヤマノホ-ルディンググル-プの社主でいらっしゃる山野敬子様を講師にお迎えして、ご講演いただき、大変実りのある研修会となりました。
山野敬子様は、山野愛子様の三男、彰英氏とご結婚されて以来、ヤマノグループの経営に尽力してこられました。ヤマノグル-プの企業理念「衣・食・住・遊・学の美道五原則」を基本に、企業発展のためのM&A戦略のあり方、少子化や高齢化がこれからの経営に与える影響など、幅広いお話も伺うことができました。ヤマノ流経営では、M&Aも、昨今、騒がれている《敵対的企業買収》ではなく、人員整理や雇用調整を行わず、対象企業に自主独立経営を促す《融和的企業買収》を行います。買収される側の社員にとって、どれほど安心につながる事でしょう。
お話のポイントを列挙すると、
・経営成果配分全てをディスクローズし、常にキャッシュフロ-を注視せよ。
・成功とは、近道をせず、道草をするくらいにこつこつと。
・見過ごせば、傷が大きく修復が大変になる。
・経営はお金を投資するのではなく、エネルギ-を投資するものである。
私達は山野様から「数字(そろばん)を片手に将来の夢を語る」という考え方を教えて頂きました。姿勢を学び、耳を傾けて反省・内省をする事も必要なのではないでしょうか。お客様に喜ばれる《高付加価値販売》を促進する事も、大切な事なのですと、結ばれた山野敬子様に《価値組》のリ-ダ-シップの心得を学ばせて頂きました。
また、その暖かな笑顔と凛としたお心にふれて、元気と勇気も戴きました。
(研修担当/司会 武藤正子・記事 丸田清美)