交流担当主催の「襲名披露」歌舞伎観劇会が開催されました。
東商女性会50周年がご縁の幸せ。今宵は、中村勘三郎丈誕生に沸く歌舞伎座での交流会です。
NYの摩天楼を背景に篠山紀信氏が撮影した襲名大看板から、時代の中でかぶく勘三郎さんらしさが溢れます。
はんなりとあるいは粋に、お着物でご参集の会員さんもちらほら。館内二階の蘭や襖絵を眺めた後、名店コーナー平木製菓様より頂戴の襲名記念のお土産を手に、皆様和気藹々とお席に。
まずは「やっとことっちゃぁ」の荒事も楽しい『毛抜き』の一幕。「寿の字海老の裃」で團十郎さんが華を添えます。『口上』では、お家の色で並ぶ役者さん方、それぞれの個性に酔いました。
幕間の芝居弁当で話も弾み、いよいよ『籠釣瓶花街酔醒』です。廻り舞台で見る江戸の吉原。人柄の優しい男が、見初めた花魁(玉三郎さん)を遂には自ら手にかけ、鬼気迫る余韻で妖刀と佇む姿を、勘三郎さんが演じきります。
万雷の拍手に興奮冷め遣らぬまま、おひらきとなりました。
文責:田中 洋子(女性会交流担当書記)