1月26日東京プリンスホテルパークタワーにて「平成18年東商女性会新年懇親会」が開催されました。
始めに開会の辞が山野壽子副会長から、次に齋藤朝子会長が挨拶に立たれました。
「昨年我が国では子どもの出生率が過去最低を更新するとともに総人口が初めて減少するなど、これまで経験したことのない少子高齢化、人口減社会に突入しました。そして経済のグローバル化、高度情報化など我が国の社会経済情勢が急速に発展する中で、女性をとりまく環境も急激にかわってきました。女性があらゆる分野に進出し、女性パワーが日本の社会経済におよぼす影響力がますます高まってきております。
東商女性会では約500名の女性経営者の皆様が業種、年齢を超えて会員相互の交流と結束をはかり幅広いネットワークを構築しております。昨年は関東商工会議所女性会連合会総会東京大会に、各界からのご来賓を始め総勢1200名もの皆様をお迎えし、東商女性会会員のご支援ご協力により盛況の内に成功させることができました。さらに昨年秋からは多くの会員の皆様の女性としての声を聞き、社会的発言力を強めるために組織基盤強化委員会と少子化問題委員会を発足させ積極的に取り組んでおります。本日ここに出席しておりますすべての方々にとって、素晴らしい一年でありますよう祈念しております。」
次に来賓の皆様の挨拶をいただき、始めに日本・東京商工会議所山口信夫会頭より「今年の商工会議所は実行する・信頼される・愛される商工会議所をめざしております。そのためには女性会の皆様のご協力が必要です。今年も一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
次に内閣府男女共同参画局名取はにわ局長より「昨年末に新しい男女共同参画基本計画ができました。女性の再チャレンジ支援策を進め、女性の継続就業型を目指して考えており、女性の起業支援もあわせて進めて参りたいと思っております。」
最後に、東京都生活文化局男女平等参画担当、生形稔参事より「東京都の男女共同参画計画では女性と男性、仕事と家庭、都民事業者と都の3つのパートナーシップを柱としております。東京都の一昨年の出生率は1.05となり危機的状況を迎えております。さらなる子育て支援策を進めて参りますので、一緒に男女共同参画社会に向けて頑張りましょう」とご挨拶をいただきました。
(記:椿 克美、鈴木紀子)
来賓紹介が終わるとミニコンサートが催され、世界的に活躍をされているオペラ歌手のサイ・イエングアンさんがオペラ「魔笛」などのすばらしい歌声を披露して頂きました。
そして懇親会の部の開会は、東京商工会議所女性会・小泉清子名誉会長の「今年は戌年です。積極的におおいに発言し、行動し美しい日本を作り上げていきましょう。」という乾杯の挨拶で始まりました。
総料理長によるメニューの紹介の後、おいしい料理に会話も弾み、和やかな雰囲気の中、齋藤会長が女性会の正副会長の紹介を行いました。
続いて渡辺副会長により、交流・研修・情報広報の各リーダー、サブリーダーの紹介が行われた後、山崎副会長による名誉会長、常任顧問、顧問、相談役および常任理事、理事、監事の紹介の後、新入会員の紹介、ご長寿の皆様への花束贈呈が行われました。
(記:鈴木紀子)
恒例の抽選会では、会場である東京プリンスホテルパークタワー様よりご寄贈の宿泊券をはじめ、商品券、宿泊券、豪華賞品が次々に出品され、会場のあちらこちらで歓声と拍手が聞かれました。小泉名誉会長ご寄贈の和服は交流担当リーダーの山口玲子さんが手にされました。
吉川副会長より道徳感の欠如が引き起こす事件が多い昨今、次世代のために品格ある国家を取り戻すべく思いを一つにするのが女性経営者の指名と責任であるという御挨拶で平成18年東商女性会新年懇親会の幕が閉じられました。
(記:石野康子)
〈新年懇親会にご参加された東商女性会新入会員のインタビュー〉
株式会社ハレキタザワ 北澤美和様
とても華やかな会で、刺激を受けました。
会報などを読んで勉強して頑張ります。
株式会社フクシン 福岡初枝様
大勢の先輩女性達が頑張っていらっしゃるので驚きました。
経営が語れる友人をつくりたいです。
銀座コクリコ美容外科 木村久理子様
将来、皆様のように熱く語れる女性になりたいと思いました。
同じ女性として分かち合えるものがあればと思います。
Kプラニング 木原啓子様
皆様にエネルギーをもらってやる気がでました。
環境問題など社会貢献に女性会として取り組んでいけたらと思います。
このみフラワー 子安木美様
たくさんの働く女性の先輩方の活力や魅力有るパワーをたくさん頂きました。
すばらしい方々との出会いに有意義な時間を過ごしました。
(取材:椿 克美、鈴木紀子)