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    『渋沢栄一の「論語と算盤」で未来を拓く!』

活動報告

ビジネス研修委員会主催 講演会&ビジネス交流会
『渋沢栄一の「論語と算盤」で未来を拓く!』

日時 平成30年11月29日(木)
第1部 講演会 18時~19時
第2部 ビジネス交流会 19時20分~20時45分
会場 目白の歴史的建造物
参加者数 41名

開会挨拶 副会長 藤岡 実佐子
会長挨拶 会長 藤沢 薫
謝辞 名誉会長 山崎 登美子
司会 委員長 内川 あ也

ビジネス研修委員会主催の講演会及びビジネス交流会が、11月29日、目白にあるアールデコ様式の歴史的建造物にて、41名の参加者を得て開催致しました。渋沢栄一により商工会議所が設立されてから今年で140周年になります。そこで、シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役で渋沢栄一の5代目子孫にあたる渋澤健氏にご講演をいただきました。

《第1部 講演会》

第1部では『渋沢栄一の「論語と算盤」で未来を拓く!』という題目で、渋沢栄一氏の『論語と算盤』に描かれている思想を現代の経営にどう生かすことができるかについてご講演いただきました。『論語と算盤』は大リーガーの大谷選手も愛読しているそうですが、今日においても世代を超えて様々な読者層に親しまれています。

渋沢栄一は、『論語』を『道徳』に、『算盤』を『経済』に読み替えています。そして、この2つの概念は一見離れているようにみえて、経営においては未来を拓く車の両輪として両方が必要である。この両方を重視するやり方を渋澤氏は「と」の力と呼びます。つまり、『正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することはできない』と説いています。

これに対し『道徳』か『経済』かどちらか一方を選択し積み上げていくやり方を「か」の力と呼び、今までは「か」の力で進めることが多かったが、これからは、「と」の力、すなわち『道徳』と『経済』のどちらも重視する思想が、会社を持続可能にするうえで最も大切であると力説されました。

さらには、枠にとらわれた考え方では、将来の成長が期待できない、また真のイノベーションも起きない、いろいろな視点(ダイバーシティ)を取り入れて会社経営をすることの意義や地域創生の必要性を強調されました。そして当の幕末に生まれた渋沢栄一も尊王攘夷という考えから脱却して、国力を高めるべく4度渡米をし、帰国後は多様な視点を持つようになって会社設立や社会的事業に携わり、民間力を高めるべく現代の企業の礎を作ってきたというお話をいただきました。

《第2部 ビジネス交流会》

第2部では、美味しいコース料理を食しながら、会員の谷リエ子さんによるシャンソンのミニコンサートが開催されました。「ラ・ボエーム」、「リラの駅の切符切り」などを披露していただき、素敵なシャンソンの世界に引き込まれました。

その後、会長、名誉会長、副会長、顧問、委員長のプレゼンターから素敵なプレゼントの提供があり、抽選会が執り行われ、楽しい夜のひと時も幕を閉じました。

(記:ビジネス研修委員会)


講演会


講師 渋澤健 氏


講師を囲んで記念写真


シャンソン歌手 谷リエ子さん熱唱


ビジネス交流会


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