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ホーム > 平成28年度活動報告 > 女性活躍推進企業紹介 No.1:帝國製薬株式会社
活動報告
 
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女性活躍推進企業紹介 No.1:帝國製薬株式会社

帝國製薬株式会社
業種:医薬品製造販売業
創業:1848年(嘉永元年)
創業者:赤澤庄藏
現社長:藤岡実佐子


香川県東かがわ市に本社を構える、帝國製薬株式会社。パップ剤業界で世界的なシェアを誇り、近年は自社ブランドの医薬品も手掛けるなど、積極的な事業展開に注目が集まっています。代表の藤岡実佐子さんは、地域性や社員の家庭事情など、さまざまなケースを理解し、柔軟に対応することで、働きやすい職場環境を整えています。今回は、女性のワークライフバランスの取り組みについて伺いました。

藤岡実佐子氏 プロフィール

兵庫県生まれ。1979年東京大学法学部卒業後、広告関連企業に入社。89年に父親が経営する帝國製薬に入社。2011年、帝國製薬代表取締役社長に就任。趣味は野球、サッカー、相撲などスポーツ観戦。



男女の区別なく働ける制度と環境こそが、
女性の活躍推進につながる

男性もどんどん
育休を取ってほしい

 パップ剤業界を牽引する、帝國製薬株式会社。代表の藤岡実佐子社長は、自身の子育て経験も鑑み、「男女の区別なく働ける制度と環境こそが、女性の活躍推進につながる」と語った。事実、同社では〝女性のため〟と銘打った制度は設けられていない。
 藤岡代表は妊娠中に前職を退社後、自社に入社。約1年の育児期間を経て長男が1歳になるころ社会人として〝再デビュー〟を果たした。
 子供の発熱でやむなく仕事を休まねばならないなど、育児のままならなさは十分承知している。そのため、社員が「家族の事情で休みたい」というときも、「どうぞどうぞ」と後押しする。「以前、社内結婚で同じ開発部にいるご夫婦に立て続けにお子さんが授かりました。最初は女性が1年間の育休を取りましたが、続けて休むとどうしてもブランクが空いてしまう。ですので、2人目のときは男性が6ヵ月の育休を取得しました」。
 世間的には、「男性が育休を取っていいのか」と逡巡し、女性が仕事を諦める例も少なくない。そんななか、藤岡代表は「女性のキャリアも損なわれず、よかったじゃない。どんどん育休を取ってほしいな」とほがらかに見守る。

雇用制度を見直し、
女性管理職の登場も期待

 一方、〝女性躍進〟に焦点を当てると、まだ開拓の余地があるという。同社では仕事に男女の区別はないが、男性の体力や女性の緻密さなど、求められるものによって自ずと個人の能力に合った仕事に就かせている。ただ、上司が思いやりから「女性に転勤を課すのは、負担が重いのでは」などと遠慮するケースもなきにしもあらず、だという。
 特に香川本社総務部の女性社員の場合、上司に「地元のお嬢さんをお預かりしている」という意識が強く、大切な女性社員に無理をさせてはならないと気をまわしてしまうことも多いのだとか。このため、どうしても総務の総合職的な仕事は男性社員の活躍が目立ってしまう。
「女性社員にも、やらせればできると思います。今人事制度の見直しをしていますが、その際、彼女たちにインタビューを予定しています。実態として本人が総合職や管理職の仕事についてどう思っているか確認することで、まだまだ女性躍進の道は拓けると思っています」。

社員の可能性を引き出す
個性的な選抜研修

 同社では男女の別なく社員の適性を伸ばすため、社員教育にも力を入れているという。新人研修、二年目研修、管理職研修など、節目ごとに最適な研修を行うほか、ユニークなものでは〝選抜研修〟という制度がある。
 これは、各部署から30代の社員を6人ずつ3組選び、今後の柱になるような事業アイデアを出してもらうという試みだ。「なんでも好きなアイデアを出していただき、〝もし本当に芽があることなら、それを採用してもいいよ〟と言っています」と、藤岡代表。〝しばり〟を無くして柔軟な発想をさせることで、思いがけない事業アイデアが飛び出すこともあるという。
 「ほかにはグローバル研修と称して、英語でのプレゼンテーション能力を高める研修もやっていますが、これらもすべて、対象は男女を問いません」。
 世界を見据えたビジネスを担う人材を育てるため、バックアップ体制も整えているのだ。

自分でハードルを
作らないほうがいい

 ところで、社員はワークライフバランスについてどんな意識を持っているのだろうか。「慢性的に残業が多いのは、たいてい女性なんです。それは、女性の方が完璧主義な人が多いからだと思います。男性は気持ちの切り替えが早く、〝一杯飲んで帰りたいね〟なんて日はさっさと帰るんです(笑)。女性は、特に東京事務所は独身女性がほとんどなので、身が自由になるゆえにがんばりすぎてしまわれる方も多い。だから、ちょっと気になるのが健康面ですね。身体とメンタルと両方の面で心配になってしまいますので、残業の多い人には注意して、なるべく早く帰りなさいよ、と言っています」。
 藤岡代表はまた、働く女性に向けてこうも語った。
「もっとがんばらなくちゃというように、自分を追い詰めない方がいいですね。雇用する側としてもいろんな可能性を示し、〝自分でハードルを作ってしまわないほうがいいよ〟と伝えていくのが重要だと思います」。
 女性社員に〝先輩〟として優しい目を向けながら、男女のわけへだてなく社員を包括し、教え導く。藤岡代表自身がハードルを持たないからこそ、同社のしなやかな発展は止まらない。


【女性の活躍推進に関する取組】

●キャリアを諦めない休暇取得を支援

 出産や介護など社員すべてがそれぞれのステージでキャリアを諦めずに働けるよう支えることが、同社の〝女性の活躍推進〟にもつながっている。たとえば子供が発熱した場合、父親が車で子供を病院に送り届けねばならないこともある。その際は男性が休暇を利用することも快く認めるなど、安心して子育てができる環境を整えている。

●適性に合わせた制度の構築

 研究等の専門職として働きたい人、地域限定で働きたい人、さらに総合職を目指したい人と、本人の希望や適性に合わせた道を行けるよう、聞き取りや研修、雇用制度の見直しを行っている。



東かがわ・三本松。瀬戸内海の雄大な自然に囲まれた帝國製薬株式会社。

監修:ビジネス事業委員会

※本記事をPDF形式でご覧になりたい方は下記をクリックしてください。
<女性活躍推進企業紹介 No.1>



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