悠久の神々のふる里でパワーを授かり！
雄大な自然の営みからエネルギーを吸収！

　10月17日、朝7時30分に宿泊ホテルを出発、今回は東商女性会交流部が初めて主催する全国大会後のエキスカーションで、ありがたいことに武蔵野商工会議所女性会の5名様にも参加いただき総員37名で高千穂、白川水郷、阿蘇山を巡りました。

　晴天に恵まれて、宮崎市から日向―延岡―高千穂までの車中、吉川会長のご挨拶に始まり、参加者全員が自己紹介をしました。それぞれのユーモラスな紹介で、車中が和気あいあいの雰囲気になってゆきました。

　10時半に天岩戸神社に到着参拝。まわりの雰囲気はまさに天孫降臨の地。宮司さんの案内を伺いながら特別拝観するご神体の天岩戸に、そこにお隠れになった天照大神と神代の時代に思いを馳せた方もいたことでしょう。ここはパワースポットとしても有名な場所ですから､今まで以上のパワーが蓄積されたことと思います。このあと高千穂峡近くのかやぶき民家「神楽宿」で郷土料理を味わい、土地ならではの昼食は好評でした。

　食後には高千穂峡の長い階段を皆さん元気に下り､渓谷沿いに散策しました。柱状摂理の岩、白く細く落下する真名井の滝、紺碧色に淀む流れ、調和するこれらの自然は神話の世界を彷彿とさせる景観です。悠久の緑したたる地を後にして、今も活発な火山活動を続ける阿蘇中岳に向かいました。熊本県に入り、途中阿蘇の伏流水で有名な白川水源に立ち寄りました。透き通る湧き水の流れは本当に心を和ませ、多くの方々がペットボトルに水を汲み上げ、自然の恵みに喉をうるおしました。

　めったに見る事の出来ない阿蘇五岳とそれを囲む外輪山の山々を、全部望む事が出来ました。中岳の火口を見物できるのは晴天であること、有毒ガス噴出がないことが条件で、何よりガスが心配でしたが、ロープウェイで頂上に着くと、なんと！今まで出ていた警報が解除され、火口まで行くことが出来たのです。周囲4㎞深さ150m、火口の底から吹き上げる猛烈な噴煙とエメラルドグリーンの火口底というダイナミックな景観を、十二分に堪能することが出来ました。本当に幸いなことでした。

　順調に旅行を楽しめたのは、ご参加皆様の協力と、道中を面白可笑しく案内してくれたベテランのガイドさん、見えないところで心配りと安全運転をしてくれたドライバーさんのお陰で、旅の終わりにも素晴らしいサプライズがありました。熊本空港に向かう途中バスが止まったドライブインには、何万本ものコスモスが今を盛りと咲いていたのです。夕日に照らされ山を埋める花の綺麗だったこと。旅のしめくくりには最高の光景で皆さん大喜び、楽しくお買い物も終えました。

　旅行中は互いにうちとけ、また一段と交流の輪が広がりました。熊本空港にも時間どおり到着し帰路につきましたが、もう一つ関係各位の骨折りで「宮崎産品５種類のお土産」を皆さんが持ち帰りました。これは大勢の皆様のご参加の賜物でした。

〔 記：安達 昭子 〕