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活動報告

第26回 関東商工会議所女性会連合会総会 さいたま大会

 JR大宮駅から徒歩5分ほどの大宮ソニックシティ、『ソニックシティ 大ホール』に於いて、「さいたま大会」総会が開催されました。一都8県74の女性会から、860名の会員が参集し、季節はずれの冷雨を吹き飛ばすかのような活気に溢れた総会が始まりました。

 国歌斉唱・「商工会議所女性会の歌」斉唱に引き続き、主催者の小泉清子関東女性会連合会会長(東京商工会議所女性会名誉会長)から
「ご来賓の皆様には、公務ご多忙の中、ご臨席を賜り誠に有難うございます。また、女性会からは860人の参加がありまして、日本の女性はまだまだ力強いなあと嬉しく思っております。
 総会開催にあたりましては、小山会長、会員、関係各位、全ての皆様のご支援ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
 この地は新緑の季節を迎え、緑豊な‘彩の国’埼玉県は、秩父の芝桜、石楠花、鴻巣のチューリップ、牡丹、コスモス等美しい花々をはじめとする自然の宝庫でございます。また驚くべき事に、埼玉県蕨市は、昭和21年には早くも成人式を挙行し、敗戦から立ち上がるには立派な若者を社会に送り出すことにある、との理念を実践されたのです。
 私達経営者は、自分の会社に限らず、地域に深く根ざして活動し、未来ある若者の道標としての活動を継続して参ったのでございます。後ほど、政策委員会を通して事業活動の経過報告がございますが、1都8県地域に即した事業活動は、ひとえに皆様のご尽力の賜と、この場を借りて御礼申し上げます。
 不安定な経済状況下、厳しい経営環境が続いておりますが、76の商工会議所女性会約5500人の会員が、一層積極的に団結を強める中で、今後とも皆様のご理解とご支援を賜り、益々のご活躍とご発展をなさいますよう、心からご祈念申し上げます。」と挨拶がありました。

 次に、さいたま商工会議所 川本宜彦会頭は歓迎のご挨拶として、
「本日は、女性一色で、壮観で艶やか、大人の女学院のにわか教頭を仰せつかったように思います。本日は、高原一郎経済産業省関東経済産業局局長、中村利雄日本商工会議所専務理事、上田清司埼玉県知事、池田国雄草加商工会議所会頭をはじめとする多数のご来賓のご臨席を賜りましたこと、深く感謝し、心から歓迎の意を表します。
 さいたま市は、平成13年、大宮市、浦和市、与野市3市が合併し、平成17年には人口122万人を有する政令指定都市となりました。現在東日本を代表する有数の都市として発展を遂げております。埼玉県の中枢としての大宮駅周辺は官・民が連携して参画し、今後の東日本の顔創りとしての事業に邁進しております。また、小江戸川越、秩父、長瀞等多くの観光スポットを有しておりますことは、皆様ご承知の通りでございます。
 皆様には、今後とも女性の視点に立ったリーダーシップを発揮して頂き、益々のご発展とご活躍を期待申し上げます。本日はまた、大宅映子さんの講演を楽しみに致しております。思い出に残るさいたま大会となりますよう、笑顔でおもてなしをさせて頂きたいと思います。」とお話しされました。

 次にご来賓からのご祝詞を賜りました。はじめに、埼玉県 上田清司知事は
「関東商工会議所女性会連合会総会さいたま大会が盛大に開催されます事を、県民717万人を代表して歓迎致します。皆様が女性の立場から、商工業の発展、地域全体の発展に貢献して来られました事に心から敬意を表します。
 商工会議所の創立者でいらっしゃる渋沢栄一翁は、埼玉県深谷市のご出身でございます。また日本の公認女性医師第1号である荻野吟子氏は、現在の秩父市で誕生されました。本大会に相応しく、素晴らしい先達を有する土地でもあります。
 女性は誠に忙しい。会社の中ばかりでなく、外では外務大臣、厚生労働大臣、文部科学大臣、国土交通大臣、財務大臣等すべてを兼務しておられます。皆様には、ご多忙の事とは存じますが、さいたま市内には、隣駅に有ります「鉄道博物館」、また浦和の「ジョン・レノンミュージアム」(’10年9月30日閉館)等その他にもお立ち寄り頂きたい名所がいくつもございます。また、狭山茶、草加せんべいはとても美味しく、私からも推薦致します。」とご挨拶されました。

 続き、公務多忙の中駆けつけられました、経済産業省関東経済産業局 高原一郎局長は、
「これほど盛大に本大会を開催されましたことを、心からお祝い申し上げます。商工会議所女性会の歌の中で‘険しい世にも助け合う女性の力逞しく’というフレーズがありますが、男性も助けて下さいと申し上げます。
 一昨年起こったリーマン・ショックも何となく薄らいで来てはおりますが、一方アジア諸国との競争が激化して来ております。10年前から、グローバル化が進行して来ているのです。公務員も変貌し、商工会議所も変化して来ております。今後、益々商工会議所を発展させて行かれることを願っております。
 また、本日は、購買力の高い皆様に沢山のお土産をお買い求め頂きたいと思います。」と述べられました。

 最後に、日本商工会議所 中村利雄専務理事は
「本日はおめでとうございます。女性会には日頃より多大なご協力とご支援を頂き、商工会議所にあって重要な活躍の一翼を担われていることに心から感謝申し上げる次第でございます。
 商工会議所が如何に変わろうとしているかについてお話いたします。リーマン・ショック以後、先行する大きな問題として、労働生産性の低下の問題が顕著となり、将来に危機感を持っております。成長戦略の変更を政府に求めて参りましたが、3月中旬、意見をまとめて総理大臣にお届けしました。
 総合的な議論をし、その前提に立った戦略として、①デフレの克服(2年以内に達成して欲しい)、②物作りの推進(事業仕分けにあって予算を削減された。再度光を当てるべき中小企業にとっては非常に重要である)、③科学技術の振興、④人材の育成、⑤アジアの成長と共に歩む成長と戦略 などです。
 私達は今まさに、大きな変革の時代の只中に有り、‘勇気ある挑戦’が必要です。目下事務局もイノベーションに取り組んでおります。変らないことを恐れます。11月のAPECにおいて、商工会議所主催の中小企業サミットが開催されますが、更なる皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。」と述べられ来賓のご挨拶を締め括られました。その後、ご来賓の紹介と祝電の披露がなされました。

 恒例の出席女性会紹介が、華やかにとりおこなわれたのち、総会が始まり議件に入りました。議事進行は、小泉会長により行なわれました。議事録署名人が選任され、①役員選任(案)については、異議無く承認されました。②平成21年度事業報告(案)③平成21年度収支決算(案)④平成22年度事業計画(案)⑤平成22年度収支予算(案)については、すべて原案通り承認されました。⑥次回(第27回)総会開催日及び開催地については、平成23年5月19日(木)茨城県水戸市に決定し、水戸商工会議所女性会 庄司良子会長がハッスル黄門様と共に登場し、「実行委員会を立ち上げて、県内一丸となって皆様のお越しをお待ちしております。」とご挨拶されました。

 最後に、千葉商工会議所女性会 安田純代会長から、政策委員会報告がなされました。各女性会の活動内容が映像で紹介された後、安田会長は「本年度事業発表9件の内容は、環境問題6件、教育問題2件、その他1件となっており、地域の特性ある活動、支援金の協力など、これまで以上の活躍ができるよう、協力をお願い致します。」と結ばれ、

以上をもって、盛会のうちに総会は閉会致しました。

(記: 中西 志保美)

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