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活動報告

女性経営者交流会in新潟

平成20年11月21日~22日、「首都圏エネルギー懇談会」主催により、「電気」の生産地(福島県・新潟県)と消費地(首都圏)の女性経営者交流会に東京商工会議所女性会会員25名が参加致しました。昨年度は新潟県中越地震の発生に伴い中止となりましたが、今回は、柏崎刈羽原子力発電所並びに地域の復興状況を確認するとともに、改めて生産地と消費地の女性経営者が、それぞれの立場からエネルギーに関する理解を深め、お互いの交流を進めていく大変良い機会となりました。

行事実施の時間

【1日目】11月21日(金)
13:00-15:35 【見学】柏崎刈羽原子力発電所
16:10-17:25 【講演会】舞の海 秀平 氏
17:30-19:30 【懇親会】

【2日目】11月22日(土)
9:30-14:00 【周辺見学・買い物】木村茶道美術館、原酒造、ホテルシーポートにて昼食、日本海フィッシャーマンズケープ

1.「柏崎刈羽原子力発電所見学」

2007年7月16日午前10時13分頃に起こった、新潟県中越沖地震から1年4ヶ月余り経った柏崎刈羽原子力発電所を訪れました。3号機所内変圧器の火災、6号機水漏れに伴う放射性物質の海への放出、7号機主排気筒モニタからの放射性物質の検出は、まだ記憶に新しいところです。
ギネスブックにも記載されている世界最大の原子力発電所に地震が与えた影響についての説明を受け、その後、災害に強い発電所を目指しての耐震強化工事の現状を見学させて戴きました。高度な専門性を有する原子力発電所ですから、すべてを理解する事は到底不可能ではありますが、東京電力並びにグループ企業が地域社会の一員として、地域への支援活動を行いながら、安全を第一として設備の点検・調査に邁進していらっしゃるのだという事が良く解りました。
今回、電気の生産地を訪問することにより、生産に直接携わる多くの担当者方との、そして間接的にそれを支える多くの皆様との交流が実現したばかりでなく、私達消費者が知り、学ぶべき重要な事柄を再発見することができました。

(記 中西志保美)

2.「講演会及び懇親会」

日本海を臨む岬館にて、大相撲解説者でスポーツコメンテーターの舞の海 秀平氏による講演にひき続き、吉川会長の「大きな地震に見舞われても、人命に影響を及ぼさなかった原発の技術力に感服します。」という挨拶で懇親会が始まりました。
次に柏崎商工会議所 松村保雄会頭、刈羽村商工会 猪俣寛伸会長より「一日も早く、点検・復旧工事を終え、地域の方々の理解を得た上で、東京に送電を開始したい。」と熱く語って下さいました。
その後、刈羽村女性会女性部 品田るみ子副部長の音頭で、新潟の銘酒“越の誉”で乾杯。海の幸を品良く仕上げたフルコースと新潟県・柏崎商工会議所女性部、刈羽村商工会女性部、福島県・相双地区商工会女性部連絡協議会のメンバーとの再会を喜んでいるところに、日本海の荒波を感じさせる激しい太鼓の演奏が響き渡りました。震災当時のご経験をうかがい「こうして交流が出来るようになった事が幸せ。」というお話に、思わず目も潤む中、お席ごとに乾杯の声も聞こえました。

(記 小笠原 尚子)