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活動報告

大阪商工会議所女性会創立50周年記念式典

9月29日午後1時よりリーガロイヤルホテル大阪にて、大阪商工会議所女性会創立50周年記念式典が開催され、東商女性会からも多数の会員がお祝いに駆けつけました。

上西美智子大阪商工会議所女性会会長より、遠路出席の皆様への感謝と女性会を育んでくれた大商本体への50年間のお礼が述べられた後、創立50周年記念事業実行委員長として尽力された尾崎公子大阪商工会議所女性会名誉会長より、今回大阪商工会議所ホールに記念寄贈する川島織物の緞帳にこめた会員一同の思いを伺いました。「四季折々の空の色のまま清々と流れる川面に、会員各人がいずれスミレか桜か紅葉かと、それぞれの個性をさらさらと映し込み、歴史を未来へ繋げんとするその有様を…。」と語られた言葉に、大商女性会の50年の足跡を感じました。

寄贈を受けて来賓の野村明雄大阪商工会議所会頭からは、この式典を新たな始まりの吉兆として、大商女性会の姿を大船団に例え、万葉集より挨拶が返されました。「女帝斉明天皇治世下、宮廷歌人で後の皇太后となった額田王が高らかに詠った※『熟田津(にぎたづ)に船乗りせむと月待てば、潮もかなひぬ今はこぎいでな』の如く、心を一にし力を合わせて活躍する女性会の姿は素晴らしく、ぜひ明るい未来に向け共に大商を牽引して下さい。」との激励に、会場いっぱいに典雅かつ勇壮な大商女性会のイメージが拡がりました。続いて吉川稲美全国商工会議所女性会連合会会長よりの「浪速の女性は、どの様な局面においても、成功への粘り強さで有名です。」という言葉と、各界ご来賓のご祝辞が、さらにその場を鼓舞しました。

続く記念講演会では「シャープを変えた2つの宣言」と題し、町田勝彦大阪商工会議所副会頭より1.人を大切にする経営、2.ナンバーワンよりオンリーワン、という事で企業反映の道を、シャープペンシルから亀山工場液晶パネルまでの歴史と共に伺いました。
懇親会は「光琳の間」菖蒲の壁画を借景に、市川笑也丞の舞う菖蒲の舞で盛大となり、続く尾崎名誉会長主催の二次会にも、古くからの方々を中心に多数が参加され、あたかも50年間の同窓会の様なくつろぎの中、小泉清子関商女性連会長よりの「大商女性会の歴史と今は素晴らしい!」の挨拶に拍手が沸き起こりました。一同名残を惜しみながら、居並ぶ大商女性会皆様より笑顔のお見送りを受け、粋で華やいだ宴の夜を後にしました。

※〔熟田津の港で、月明かりに出発を待つ船団よ、時は来た。君の心の海路一路に、我ら全力で向かおうではないか!〕

(記:田中 洋子)