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活動報告

第36回全国商工会議所女性会連合会東京総会

新高輪プリンスホテルにて全国各地より315の女性会から参加者が集い、東京総会が開催されました。

【記念座談会の部】
テーマ 「次世代へのメッセージ」~時代が変わっても変わらない 大切なもの

>山口 信夫 氏(日本・東京商工会議所会頭・旭化成株式会社会長)
コーディネーター 野中 ともよ 氏 (ジャーナリスト)
パネリスト 池田 守男 氏(東京商工会議所副会頭・株式会社資生堂社長)
  金 美齢 氏(評論家・ JET日本語学校専務理事)
コメンテーター
池田守男氏談
一番大事なものは、精神性、道徳、倫理、日本の心である。大和の時代のまほろばの心、慈悲の心、感謝の心、他者に対する優しさであり思いやりの心を復活させない限り日本の復活はあり得ない。
高度成長期の時代は、身を粉にして自分を殺して働くことが家族の幸せにつながっていたが、現代は個々一人一人、社員一人一人の幸せを企業がもっと追求して行くべきであり重要な命題でもある。
企業も、個人も、創業の精神や理念、日本の心や道徳をもう一度思い起こして、その上に今日のグローバリゼーションの精神を接ぎ木していくことが、未来へつながっていくことである。

左:野中ともよ氏
右:池田守男氏
金美齢氏談
台湾に帰国できない状況にあった自分を日本が迎えてくれた。そんな日本に対して、自分ができることは何か?と常に思い続けている。
今なお台湾に残っている「日本精神」とは、かつて日本が1895-1945年の間、日本の植民地として鉄道や近代的生産手段、戸籍の整理、農業改革、衛生状態の改善、基礎教育など基本的なインフラを作り上げ、勤勉、向上心、倫理観、約束事など、過去の日本人が示したすばらしい精神のことである。
現在の日本人が捨ててしまったその精神を是非もう一度日本に伝えていくことが自分の日本に対する恩返しであると思っている。日本は世界に対してもっと存在を示すべきである。自己主張(自分ができることというものを理解した上での)がきちんとできるようになるべきである。

金美齢氏

山口会頭談
日本精神を伝えたい。ずっと昔から庶民の生活の中で培われてきた精神、愛するということ。
身近なところで、物や人に対して愛情をもてないようでは困る。現代は故郷や他人や自分に対しての愛情が欠けている。接ぎ木のもとになる物は愛情である。静かなる人間性と愛情を次世代に伝えていきたい。

野中 ともよ氏のコーディネートのもと、有意義で活発な意見が交わされました。

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